靴の防水スプレーの選び方と注意点

防水加工

愛用の靴を長持ちさせるためのアイテムとして欠かせないのが防水スプレーです。今回は使用するメリットや選び方、使用時の注意点を紹介します。

防水スプレーを使用するメリット

防水スプレーを使うと、雨や雪の日に靴が濡れても、内側まで水が染み込むのを防いでくれます。悪天候の場合、履く靴が限られてくるものですが、防水スプレーを用いることで革靴(ビジネスシューズ)やスニーカーを合わせたコーディネートを楽しめるのが大きな魅力です。

また、靴の汚れを防いでくれるのもメリットの一つ。撥水コートの役割を果たすため、シミになりやすい素材や生地の靴にスプレーすると汚れがつきにくくなります。

防水スプレーの選び方

防水スプレーは、シリコン系とフッ素系の2種類に分けられます。それぞれの特性を把握しないまま靴に吹きかけると、かえって傷める可能性があるため、しっかり確認したうえで購入しましょう。

シリコン系

シリコン系の防水スプレーの特徴は、シリコン成分が素材の表面を覆うことで水を弾くことです。ただし、そのぶん通気性が悪くなり、蒸れやすいのがネックのため、防水透湿性が備わった靴には適していません。

また、レザーの靴に吹きかけると見た目が変わる可能性があるので注意しましょう。シリコン系のスプレーは、風合いや通気性がさほど備わっていない傘にうってつけです。

フッ素系

フッ素系は、シリコン系のように膜で覆うことなく、靴の繊維に付着するため、通気性を維持しつつ防水効果が期待できるのが大きな特徴です。毛足の長いスエード素材に使用できるのも大きなメリット。靴の汚れ防止に利用するなら、フッ素系のスプレーを選びましょう。

靴に吹きかけるときの注意点

正しい使い方をするか否かで、靴の状態が大きく変わります。防水スプレーを使用する前に注意点をおさえておきましょう。

靴の内側には吹きかけない

スプレーを吹きかける際は、靴の内側にかからないよう注意しましょう。インソールにスプレーが付くと汗を吸わなくなる原因となるため、新聞紙や紙を事前に詰めることをおすすめします。

使用中・使用後の換気はマスト

防水スプレーには有毒なガスが含まれています。長時間吸い込むと中毒症状を引き起こす場合があるため、使用時は直接吸い込まないよう、マスクを着用してください。閉め切った部屋で行わず、ベランダや玄関先など、窓がある場所で行いましょう。

赤ちゃんがペットがいる場合、換気で窓を開けたときに風向きでスプレーを吸い込む可能性があるため、それも踏まえたうえで使用してください。

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