役職者やリーダーを任される30代~40代のビジネスマンに大切なことの一つは「部下との信頼関係」です。
部下と信頼関係が築けていれば、仕事が円滑に進められます。良い部下を育成するには自分自身が見本となるべき存在であるべきです。今回は部下に慕われる上司の特徴をご紹介します。
相談しやすい
慕われやすい上司の特徴として挙げられるのは、部下の悩みや困っていることを引き出せる人物です。
仕事を進めるにおいてトラブルやイレギュラーは何かしら発生します。その場合頭ごなしに怒っては部下は相談しづらくなるものです。
部下が常に報連相をしやすいよう、相談しやすい雰囲気をつくることは必要不可欠。仕事の進め方はもとより、人間関係や昇格に関するあらゆる悩みを聞ける態勢を整えましょう。
本音をきちんと伝える
部下の話に耳を傾けるのはもちろん大切ですが、部下によっては簡潔に話すのが苦手なタイプもいます。
その部下が言うことをただ聞いてあげるのではなく、要点が見えない・ズレていると感じたら「●●さんが伝えたい内容は何かな?」とこちらからアシストしましょう。結論ファーストで伝えられるよう、育成することも大切です。
また、褒めるときや叱るときも率直にわかりやすく言葉にする上司のほうが慕われます。部下に対し裏表がある表情を見せると信頼を失うことになりかねません。
状況を察知しつつ部下のことを思って叱る
上司の中には、複数の従業人の前で大きな声で叱る人もいます。
上司自体は無意識にその場で叱っているだけかもしれませんが、部下によってはあてつけや見せしめのように感じてしまうかもしれません。
もし怒りが膨れ上がったとしても、感情的にならず、今回悪かったこと・改善点を具体的に伝えましょう。
イマイチな上司は怒りが先にきてしまい、「だからお前はダメなんだ」というように、人格否定をする人もいます。「●●さんは△△の部分を直したほうが良いよ。ここは今と同じように伸ばしていこう」と指摘しつつ、褒めるのも忘れずに助言しましょう。
部下を頼る
役職やリーダーを任されると、あらゆる仕事が舞い込みます。また複数人の部下を率いる上司としてあらゆる悩みも抱えることになるでしょう。上司も一人の人間のため、すべて自分で抱え込むとパンクしてしまいます。プロジェクトを成功させるため、仕事の一部を部下に依頼するのも立派な仕事の一つです。
上司と部下という縦の関係ではなく、同じ組織の仲間として時に部下に頼れる上司だと、部下も「上司を支えたい!」という気持ちが沸き起こるでしょう。